アメリカ現地校悩み相談室

アメリカ現地校への転入では、いろいろな問題に直面します。
ここでは、(KOMET 現地校教育コンサルタント 高橋 純子)がアドバイスします。


「人種的からかいを受けて」

在米4年、小2の長男が現地校に通っています。南
部という土地柄もあるのか、このところ学校で複数の子から「やーい、チャイニーズ!!」と言われたり、目を吊り上げたしぐさをされてからかわれているようです。本人はプライドがあるのか、聞いても何も話しません。
親は英語があまり上手ではないので、先生に手紙を書いて状況を伝えようと思います。どのように書けば効果的か、アドバイスをお願いします。                       
(ジョージア州、母)


 このような人種差別的なからかいは、アメリカでは南部に限らず、また歴史的にはアフリカ系やユダヤ系など、様々な人種グループが対象となってきたものです。
  多くの学校が人種偏見防止の教育に力を入れているはずですが、小学校低学年ではまだ年齢が低いので、人種の違いに正直なぶん、残酷な発言やからかいも多いようです。
  実際には、アメリカ生まれのインド系の女の子が「あいつに触ったら自分も黒くなるぞ」と言われたり、「おい、平たい顔!」と呼ばれていた中国人の男の子の例などがありました。

 現実として、アメリカでマイノリティ(少数派民族)で生きていくには、こういう経験を乗り越えていくことが必要なのです。
  息子さんにはこの不快な経験をもとに、人種が違ってもお互いに尊敬しあう大切さ、また自分がされて不快に思ったことは絶対に人にしてはいけない、ということを教える絶好のチャンスだと思います。
  また、このような卑怯で心の狭い人達には絶対に負けてはいけない、言われるがまま我慢することは全くない、と覚えておきましょう。
  息子さんにからかってくる子らの名前を聞きだし、手紙にも書き入れ抗議しましょう。
  学校は人種偏見防止の教育を怠っているということにもなりかねないので、早急にアクションを取るはずです。

 手紙の内容は次の文で始めてみましょう。

Dear〜,
It came to our attention that my son has lately been a target of "racial ridicule" by other children.

(最近私どもの息子が「人種的からかい」の対象になっていると知らされました。)

ここに起こったことをいつ、誰に、どれくらい頻繁に、どのようなことをされるのかを、具体的に書き、今の息子さんの精神状態や、親が不快に思っていることも正確に記述しましょう。

We believe that this was just an unfortunate incident that was committed by a few children. We are aware that the school does not tolerate this kind of behavior. However, we would like to be assured that this will not happen again.
Thank you for your prompt attention to this matter.

(今回の事件はごく少数の子供らによる不運な出来事だと思います。学校がこのような行いは容認していないこともわかっております。しかしこのようなことが二度と起こらないよう取り計らっていただけると幸いです。早急な対応をよろしくおねがいします。)

 


*この回答はあくまでも一般論で、 全てのケースにあてはまるわけではありません。

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