アメリカ現地校悩み相談室

アメリカ現地校への転入では、いろいろな問題に直面します。
ここでは、(KOMET 現地校教育コンサルタント 高橋 純子)がアドバイスします。


「大学進学は日本?アメリカ?」
在米5年、11年生の息子がいます。現在進路について日本かアメリカの大学にするかで迷っています。それぞれの特徴や必要事項についてアドバイスをお願いします。 
(ニューヨーク州、母)


日本とアメリカの大学を較べると、それぞれの特徴ははっきり違っています。まず日本の大学ですが、みなさんご存じのように「帰国子女枠」で受験できる学校が多く、様々な前例を見ても、一般で受験するよりは1、2ランクほど上の学校に入りやすいようです。これらの学校にはいわゆる名門校も含まれ、帰国子女にとってはかなり有利なシステムと言えるでしょう。入試では現地校での成績、TOEFL (Test of English as a Foreign Language ) の得点、面接や作文などが重要視 されるようです。

一方アメリカの大学は、これらに加え, SAT(Scholastic Aptitude Test) の点数が一般的に大きな要因を占めます。また成績だけでなく、スポーツや課外活動、ボランティア活動、特別な才能など、様々な方面で評価を下す大学も多いようです。またアメリカの私立大学は日本と較べ、授業料はかなり高いのも事実です。学校によって様々な奨学金制度がありますので調べてみましょう。

さて大学の内容についてですが、アメリカの大学は専門性や実践性において優れており、かなりの勉強量を要求されます。例えば一般教養などの他に作文、論文、リサーチといった必修クラスがあり、エッセイの宿題が毎週出るなど、大変ですがかなり鍛えられます。日本はいったん入れば単位を取るのは楽、というイメージがありますが、大学に入って勉強しなくてもいいと考えるのは本末転倒です。日本でもアメリカでも就職が難しい現在、専門的な知識や能力が要求されていることを覚えておきましょう。アメリカの学生は、将来自分のキャリアと関係した分野を身につけ、その分野の仕事で成功することを目標にしています。日本の大学でも、そのような特徴を持つ学校を選ぶと懸命でしょう。
   
いずれにしても息子さんは、まず今どこに入れるかではなく、将来の職業を何にするか、何を専門に一生やっていくか、というところから真剣に考え、本当に自分に合った進路を選択するべきでしょう。


*この回答はあくまでも一般論で、 全てのケースにあてはまるわけではありません。

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