読書嫌いの子供達はアメリカ人でもたくさん存在していて、教育現場では大きな問題のひとつとして取り上げられてきました。まして外国人で在米4年であれば、読むことで苦労していてもおかしくありません。しかし読む力は全ての学習の基礎になりますので、あとあと学力にも影響を及ぼしかねません。言語を聞いたり話したりするのは、その言語環境である程度の期間を過ごせば自然に習得する部分が大きいですが、リーディングとライティングに関しては、計画性を持ったカリキュラムと正しい指導のもとで、意識的に努力していかないと身につきません。娘さんの場合本人が3〜4歳で来米されているので、ちょうど言語の基礎を作り上げている時期と言語の入れ替わりが重なったのが影響しているのかもしれません。本を読んでいても内容があまり把握できていないのは、まだそういった基本の言語スキルが低く、今まで絵が多い本を選んでいたのも、その分文章に頼らなくてもだいたいの筋が想像できたからでしょう。実際チャプターブックは娘さんには難しいのだと思われます。
さて読書力が低い原因として次のような事柄が考えられます。
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フォニックス(綴りと発音の関係)がうまく習得できておらず、知っている単語なのに読めない。
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語彙が少ないのでわからない単語や表現が多い。
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わからないものを読んでいてもおもしろくないので、ますます嫌気がさし、よけい読まなくなるので上達しない。
またリーディング力はライティングや他の能力とも密接に関係していると言われています。例えば娘さんの場合他の学習能力はどうでしょうか。また日本語でのリーディング力はどうなのでしょうか。
さて対策ですが、今のうちにできることはとりあえず本人のわかるレベルのものから読んでいき、少しずつレベルを上げていくのが良いと思われます。そうすれば例えば85%内容は理解できて、あとの15%は新しいボキャブラリーや表現などをインプットできるからです。これが半分しかわからないようなものなら大人でも嫌気がさします。現地校の先生は学年レベルのものを読ませる義務感からこれに反対するかもしれませんが、実際それ自体が身になっていないことをちゃんと説明してください。
また音読ですが、今の段階では綴りと発音を一致させ、意味を確認する上でも必要ですので続けてください。
