アメリカ現地校悩み相談室KOMET

アメリカ現地校への転入では、いろいろな問題に直面します。
ここでは,(KOMET 現地校教育コンサルタント 高橋 純子)がアドバイスします。


「子供がインターネットで夜更かし」

 在米4年、8年生の娘がおります。最近、娘のコンピューターのアクセスについて悩んでいます。彼女は夜、自分の部屋で宿題をするふりをして、よくインターネットで遊んでいるようです。ひどい時は、一晩中友達とチャットなどをやっている時もあるようです。このため、朝起きるのが困難なこともしょっちゅうで、学校に宿題を出していない時もあります。何度注意しても、同じことを繰り返します。だからといって勉強に必要な以上、コンピューターを取り上げるわけにも行きません。何かよい方法はないでしょうか。
(ニュージャージー州、母)


 

 今どきのティーンエイジャーは、コンピューターなどのITに驚くほど堪能ですし、友人とのコミュニケーションも、ネット上や携帯のメールでのやりとりが多くを占めています。自分のホームページを作っていたり、毎日ブログを書いたりしている子らもたくさんいるようです。また、あまり思わしくないサイトなども多く存在し、親からすると「インターネット=有害」と思っても仕方ありません。ある親御さんは、娘さんの部屋から毎晩「カチャカチャ」とキーをたたく音がするので、てっきりエッセイなどの宿題をしていたと思っていました。しかし担任から宿題が出ていないことを指摘され、本人に問いただすと、「エッセイを打っていたら、コンピューターがクラッシュして、全部消えちゃった」「せっかっく打ったのに、どこかに保存したのにみつからない」などの言い訳けばかりということでした。実際労力をかけて書いた作文なら、本人は「これだけやったんだから先生に見せたい、絶対になくさないぞ」と思うのが普通ですから、実は宿題などやっていなくて、毎晩友達とチャットをしていたのではないか、と嘆いておられました。このような例は、いくつかの家庭でも、経験されていることでしょう。

 しかしながら、おっしゃるとおり学校の勉強やリサーチには、インターネットは不可欠なものになっています。ですので、ここで提案できる解決方法としては、次のことが考えられます。

  1. 娘さんがインターネットにアクセスできる場所を彼女の部屋にしない。
    例えば、娘さんのコンピューターをリビングルームに移し、家族共同のものとしてしまいます。お母さんもメールを出したり、ニュースを見たり、買い物をしたりして、できるだけ「私も使うんだから」と印象づけてください。公共の場所であれば、娘さんの
    「隠れてこそこそ」にも限界があります。
  2. 使用時間を決める。
    リビングにコンピューターを移したら、例えば夕食後から晩11時までは、娘さんの使用時間とし、宿題もメールも全てこの時間内に終わらせるように指導してください。もし宿題が夜中までかかって使用を続行せざるを得ない時も、密室内ではないので、ある程度の監視はできます。
  3. 宿題ファイルを作る
    課題や宿題と称して作成したものは、必ずプリントアウトさせ、それをフォールダーに入れておくよう指導してください。フォールダーはテーブルなどの決まった所に置くように決め、朝、親が目を通せるようにし、ちゃんと宿題をやったのか確認します。朝食の時には、忘れないように学校に持たせるようにしてください。

 以上のルールを実際執行するのは、親の威厳と労力が重要になってきます。娘さんからかなりの反発も予想されますが、例えば土曜日は夜中にチャットをやってもいい日などと決めて、バランスよく試みてください。また、携帯で夜中もメールしあっている場合は、お母さんが充電器を管理し、携帯の充電は夜中にリビングルームでしかできないよう工夫しましょう。

     

 



*この回答はあくまでも一般論で、 全てのケースにあてはまるわけではありません。

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