アメリカ現地校悩み相談室KOMET

アメリカ現地校への転入では、いろいろな問題に直面します。
ここでは,(KOMET 現地校教育コンサルタント 高橋 純子)がアドバイスします。


「親がかりの宿題、どうすれば?」

 9年生の娘が新学期から現地校に行き始め2ヶ月経ちました。英語ができないにもかかわらず、他のアメリカ人生徒と同じように科学や歴史などの宿題を出されて困っています。私本人も辞書を片手に深夜まで夫と取り組んでいますが、このままでは私達が倒れそうです。先生に相談するべきでしょうか。
(コネチカット州、母)


 

 まだ教科書さえ一人で読めないのに、宿題などできるわけがないという子供の悩みは当然でしょう。宿題を提出しないと成績にひびくのではという心配や、渡米したばかりの我が子が英語ができないのは本人のせいではないという責任感から、多くの家庭で親が代わりに宿題をするケースが多いようです。しかし、親が宿題をやって提出することは、実際には子供本人にとってマイナスとなります。

 本来宿題は、その日に学んだことを復習し理解を深めるためのものであって、本人以外の人がそれをやっていては何の意味もありません。「学ぶこと」よりも「宿題をこなすこと」が優先としてすり代わっていないか考えてみてください。また、本人の英語力もなかなか伸びないどころか、「今日の宿題はこれだからよろしく」と、親に対して無責任な態度まで見せる子もいます。過去のケースでは、親がうまく書いた宿題を出したため、「この子は英語はしゃべらないけど、読み書きは結構できるじゃないか」と先生が勘違いし、どんどん宿題を出された子供もいました。

 こうした悪循環を防ぐには、担任の理解と協力を得ることが必要です。先生に面談を申し込み、今の状況に問題があることを伝えましょう。「うちの子は英語がわからないんだから、こうしてくれ」と要求するより、「一緒に協力しあって解決策を考えてください」というアプローチが大切です。例えば、次の文を参考にしてください。

 

My daughter is having a problem with her homework due to her lack of English skills. To tell you the truth, my husband and I have been doing the homework for her, because we were afraid that it would affect her grade. But we know it is not right for her. We would like to discuss this situation and find a solution with you.

(訳:娘は英語力が足りないため宿題で困っています。実を言うと成績に影響するのが心配なので、私と主人で彼女の宿題をやってきたのですが、それは本人のために良くないことだと分かっています。是非この状況ついて話し合い、一緒に解決策を考えていただけないでしょうか。)


 面談はできれば両親そろって、また家庭教師がいる人は一緒に来てもらって、家庭学習での意見を出してもらいましょう。先生の協力を得るには、家族を挙げてどれだけ真剣に努力しているかという印象を先生に与えることでしょう。


        

 



*この回答はあくまでも一般論で、 全てのケースにあてはまるわけではありません。

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