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《現代アジア叢書7》
■スクリーンの向うに見える台湾―台湾ニューシネマ試論
田村志津枝 著
四六判/並製/262頁
本体価格 2,136円
1989年5月30日 第1刷発行
ISBN4-8038-0220-3 C1031
新興の太平洋経済圏を支えているアジアの焦点・台湾――その南の島に住む人びとの求めるアイデンティティを台湾ニューシネマを通して模索。スクリーンの向うに躍動する台湾民衆とその生活の実像にせまる。

  目次

はじめに――台湾映画との出会い
 1 冬のロンドン
 2 村づくりの夢

第1章 若い映画人の活躍
 1 台湾映画を探して――『ぴあフィルム・フェスティヴァル』
 2 四人の新人監督――『光陰的故事』
 3 候孝賢との出会い――『恋は飛飛』
 4 候孝賢を育てた台湾映画
 5 “ありのまま”の映画を――『在那河畔青草青』 
 6 新しい映画誕生――『少年』

第2章 「ニューシネマ」の旗手たち
 1 地図のない町――タンパンセン
 2 「電影金馬奨」と反共義士
 3 候孝賢と黄春明――『坊やの人形』
 4 娼婦から農婦へ――『海をみつめる日』
 5 リッチな画面に感じる貧しさ――『海辺の一日』
 6 兵役に呆然とする少年――『風櫃の少年』

第3章 『さよなら・再見』の製作現場
 1 七人の日本人俳優
 2 買春客正式入鏡
 3 若い世代の閉塞感
 4 憲兵のいる町
 5 日本語と格闘
 6 二年がかりの完成

第4章 開花した「ニューシネマ」
 1 光あふれる子供の世界――『冬冬の夏休み』
 2 抑圧された女性の自己解放――『夫殺し』
 3 美しい女の激情――『悲しい愛』
 4 外省人第二世代が描く愛情物語――『老兵の春』
 5 「違う世界を見る」――呉念真は語る
 6 政治の季節――『明日はもっとよくなる』
 7 私的な世界をみつめる――『童年住事』
 8 大都会・台北のサスペンス――『恐怖分子』

第5章 曲がり角にきた台湾ニューシネマ
 1 「ニューシネマ」とは何か――『電影宣言』
 2 映画にも大陸の風が――『映画人』のアンケートから
 3 サリンジャー好きの少年――『淡水行き最終列車』
 4 兵役を過ぎて人生に思いを――『恋恋風塵』
 5 漫画世代の少女の荒涼――『ナイルの娘』
 6 抑圧さえもユーモラスに――『村と爆弾』

第6章 多様化するテー
 1 今年は不作でも――呉念真に聞く
 2 新人監督たちの変化――李道明に聞く
 3 台湾に根をおろす老兵――『海峡両岸』
 4 台湾映画の可能性――『クーおじさんの最後の秋』
 5 国防部宣伝映画――『すべては明日のために』
 6 悲劇にいろどられた台湾――候孝賢に聞く

あとがき――東南風を巻き起こせ







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