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《現代アジア叢書35》
■上海・文学残像―日本人作家の光と影
趙夢雲 著
A5判/上製/301頁
本体価格 2,500円
2000年5月30日 第1刷発行
ISBN4-8038-0301-3  C0095
田岡嶺雲、芥川龍之介、村松梢風、横光利一、火野葦平、武田泰淳――6人の作家が自らの体験にもとづいて描いた魔都・上海の〈風貌〉。その作品世界と近現代の日中関係史を文学者の目を通して検証する。関連年表付

  目次

序 章 近代日本と「上海」
     
第1章 「或 動」を成し遂げた都市
             ――
田岡嶺雲の上海東文学社

     1 新天地への憧れ
     2 「戊戌変法」と上海東文学社
     3 「世界の縮図」に触れて


第2章 幻想を打ち砕いた都市
             ――
芥川龍之介『上海游記』

     1 「反日排日」運動の中で
     2 入院生活から上海彷徨へ
     3 認識の甘さと作風の変化


第3章 当代無比の享楽都市
             ――
村松梢風『上海』

     1 変化と刺激を求めて
     2 中国の深部に迫る魅力



第4章 東洋と西洋を結ぶ「都市」
             
――横光利一『上海』

     1 未知の世界への逃避行
     2 五・三〇事件の背景と意義
     3 民族主義運動の重み


第5章 火災が渦巻く都市
             ――
火野葦平『魔の河』

     1 波乱万丈の人生
     2 戦争観と軍隊観


第6章 生涯のテーマを形成した都市
             ――武田泰淳『上海の蛍』『蝮のすゑ』

     1 「桃源郷」での敗戦体験
     2 滅亡の思想と倫理観



終 章 日本人作家にとっての「上海」
            ――
「上海学」への布石


附   『上海・文学残像』関連年表

     1 1840年〜1950年(単行本/新聞・雑誌/事項)
     2 1951年〜1999年(単行本)


あとがき







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