表1 “生(なま)ワクチン”と“不活化ワクチン"のちがい

“生ワクチン”
 
“不活化ワクチン"
1) 人の体内で増殖することで免疫を与えるが、健康な人は被害を受けることはない。 1) 接種を受けた人の体内で増殖することはなく、健康に被害を受けることも少ない。
2) 1回接種すると5〜15ヵ年免疫を持続すると言われている。 2) 免疫を保つためには、繰り返し接種する必要がある。
3) "ヒト免疫グロブリン"または"輸血"などを受けた後に"生ワクチン"の接種を受けるためには最大で11ヵ月の間隔をとり、"生ワクチン"接種後に免疫グロブリンまたは"輸血"を受ける場合は最短2週の間隔をとる必要がある。 3) "ヒト免疫グロブリン"と同時、または"任意の間隔で接種できるが"同時接種"の場合は接種する部位をかえる。
4) 免疫力の低下している人に接種をしようとする場合は、"低下の程度"を慎重に医師が検査して決定する必要がある(あとで「禁忌(きんき)」で述べる)。 4) 「免疫力」の低下してる人は充分な免疫は得られないが「副作用」の心配は少ない。
5) 2種類またはそれ以上の種類のワクチンの接種プランを作る場合、1種類の"生ワクチン"と他種の生ワクチンの接種間隔は少なくとも4週間必要とするが"生ワクチン"の次ぎに"不活化ワクチン"を接種する場合は4週の間隔をとる必要はない。同時接種でも2日の間隔でもよい。 5) "不活化ワクチン"の次ぎに"生ワクチン"を接種する場合も、"生ワクチン"の次ぎに不活化ワクチン"接種する場合と少しも変わりありません。
その他の詳細は後で述べる「予防接種のプラン」参照。 後述の「予防接種プラン」参照

 表2 “ヒト免疫(めんえき)グロブリン”注射後
     “生ワクチン"の接種ができるまでの期間

体重1kgについての注射量
月数
3〜10mg
3ヵ月
11〜20mg
4ヵ月
21〜40mg
5ヵ月
41〜80mg
6ヵ月
81〜400mg
8ヵ月
401〜1,000mg
10ヵ月
1,001〜2,000mg
11ヵ月
輸血(ゆけつ)全血
6〜7ヵ月

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