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「赴任地での生活環境への対応と現地医療」を中心として書かれたものが、『海外で健康にくらす』ですが、この本は内容を記憶しておくのではなく、「出国前の準備」から「現地生活での注意」までを順次に実施することで、自然に赴任地での健康を維持できるようになるのが、著者としての希望です。
『海外で健康にくらす』の構成は以下の通りです。
「出国前の準備(第1部)」、「現地生活での注意(第2部)」
および、5編の「資料」が補足してあります。
「出国前の準備」は赴任先が先進国でも途上国でも必要と考える準備であり、この準備に依って、現地医療をスムーズに受けることの第一歩が始まる筈です。
「現地生活での注意」には赴任地到着後、直ちに実行する必要のある項目と現地生活環境への対応について種々の項目が述べてあります。赴任者はその中で必要と思われる項目を選んで対応することが望ましいと思います。
「資料1」は世界を15の地域に分け、各地域に属する国々に存在する「伝染病を含む健康上のリスク」を示してあります。
「資料2」は「資料1」で調べて、マラリアが存在する個々の国の中でのマラリア流行地、年間を通しての流行時期、マラリアの種類、WHOの勧める予防内服薬が示してあります。予防内服薬の選択については『海外で健康にくらす』の「資料3」を参照。
「資料3」は伝染病対策の実際を示してあります。人が伝染病に感染する原因は、飲食物を始めとして9種類に大別でき、性行為もその中の一つです。「性行為伝染病」は先進国でも途上国でも実際には非常に多くの患者を出しているにもかかわらず、WHO、および米国CDCによる資料には浮かび上がっておりません。
「資料4」は緊急自己治療を紹介してあります。
「資料5」は緊急自己治療に使用する抗菌薬の使用法の目安が示してあります。
なお、資料4および資料5に示してある「抗菌薬」は「多目的抗菌薬」として、途上国の細菌性伝染病の治療に使用されているものを念頭に選んであります。
表1は「出国前の準備」の項目とその時期の目安(タイミング)を示してあります。
「出国前の予防接種」を考える場合、先ず大切なことは「接種するワクチンのプラン」を作ることで、赴任者、またはその家族一人一人の年齢(月齢)、赴任先、赴任予定日、過去に受けた各ワクチンの種類と回数、最後に受けたワクチンの種類と年齢(月齢)、健康状態などを考慮したうえでプランを作ることが必要であり、『海外で健康にくらす』には、そのプランを作る手順が示してあります。時間の余裕のない場合は、オーバーシーズ・メディカル・コンサルタンツ(以下OMC)の電話相談(相談料は無料 49頁)を利用してください。
●予防接種についての2、3の問題点を<Medical
Report>に掲載してありますのでご参照ください。
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